Salon Nachiブログ

知ってますか?痩せるメカニズム

知ってますか?痩せるメカニズム

からだのしくみを知って、健やかなからだをつくろう〜Vol.2〜

シリーズ1回目の前号では、太るメカニズムをお伝えしました。

摂取エネルギー(食べた量)が消費エネルギー(使った量)を累計で9000kcal上回ると、脂肪が1kg増えるというのが一般的な公式です。

1日で9000kcal上回ることはなくても、1日150kcal余る生活が60日(2ヶ月)続くと脂肪1kg増えることになります。
半年で3kg増、1年で6kg増…と、想像しただけで怖くなりますね。

肥満とは、医学的には「からだの中に脂肪が過剰に蓄積した状態」と定義されています。

単に体重が多いから肥満、体重が少ないから肥満ではない、ということではなく、男性は体脂肪率25%以上、女性では30%以上が肥満と言われています。(体脂肪率とは、全体重のうち、脂肪が何パーセントを占めるかをいいます) 図1参照

それでは、痩せる(脂肪を燃やす)には、どうしたらいいのでしょうか?

「食べなければいい!」とおっしゃる方も多いのですが、食べる量は少ないのに、体脂肪率の高い方もたくさんいらっしゃいます。

私たちのからだは「自分の食べたもの・飲んだもの」でできています。

食べないダイエットでは、からだをつくり、健康を維持するための栄養素が摂れず、からだが正常に機能しなくなってしまいます。

例えば、糖質の代謝にはビタミンB1が、脂質の代謝にはビタミンB2が、タンパク質の代謝にはビタミンB6が欠かせません。しかも、栄養素はチームになって働くので、バランス良く摂取することが、代謝のよい、太りにくいからだづくりの早道なのです。

太ることを気にしすぎて、食べる量が極端に少なかったり、◯◯抜きダイエット、◯◯だけダイエットなど偏った食事が続くと、結果的に食べたものが代謝されず、体脂肪率の高い、いわゆる「かくれ肥満」に繋がります。

バランスのよい食事については、次号で詳しくお話しさせていただきますが、まずは、いろいろな食材を食べることを意識してみてください。

バランスのよい食事ができていることを前提に、からだに蓄えてしまった脂肪を燃やしていくには、食べる量を減らす必要があります。

生理学的には、7200kcalの節約で、脂肪1kg燃えると言われています。

1日150kcal控えると、48日(1ヶ月半)で脂肪1kg、3ヶ月で脂肪2kg…半年で4kg、1年で8kgも痩せられます!

1日150kcal食べ過ぎるか、控えるかで、1年で6kg太るか?8kg痩せるか?雲泥の差ですね。

150kcalの食品例をご紹介します。図2参照

参考にしていただき、健やかなからだづくりにお役立てください! 

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