知ってますか?太るメカニズム
からだのしくみを知って、健やかなからだをつくろう〜Vol.1〜
太る最大の原因は、みなさんもご存じのとおり「食べ過ぎ」です。
摂取カロリー(食べたり飲んだりしたエネルギー量)が消費エネルギー(使ったエネルギー量)を上回り、その上回った分だけ、体の中に脂肪として蓄えられます。
これが、太るということです。
では、どれくらい食べ過ぎ・飲み過ぎると脂肪が増えるか、ご存じですか?
脂肪1kg増える=9000kcal余る
摂取エネルギーが9000kcal余ると、脂肪が1kg増えるというのが一般的な公式です。
それでは、1日の消費エネルギーは、どうすればわかるのでしょうか?
最近は、家庭用の体脂肪計でも「基礎代謝量」が計測できるものが増えていますが、一般的に、30代・40代の男性が1,500kcal、女性が1,170kcal前後です。
基礎代謝とは、生命維持のために最低限必要なエネルギー量で、一日中、何も活動しなくても消費できるエネルギー量でもあります。その基礎代謝量が、1日の総エネルギー量の約70%を占めています。
1日の消費エネルギー量≒基礎代謝量÷70%
30代の女性の場合、基礎代謝量の目安が1170kcaiなので1170÷70%(0.7) ≒1670kcal 1日に消費できる計算になります。
その女性の食事が下記のような食事をすると…
<朝食>メロンパン430kcal(1個)+飲むヨーグルト65kcal(100ml)
<昼食>カルボナーラ640kcal
<間食>シュークリーム250kcal+カフェオレ100kcal
<夕食>カレーライス750kcal
<摂取エネルギー合計>2235kcal
消費できるエネルギー量1670kcalより565kcal上回ります。
この生活が16日続けば、16日で脂肪で1kg増えてしまいます。
極端な食事例をあげましたが、カロリーは超過、栄養はかなり不足しています。栄養が不足しているため、代謝もスムーズに行われず、もっとハイペースで太ってしまいます。
自分の適量を知り、栄養バランスに心がける…知っているようでなかなかできないことでもあります。
このシリーズでは、からだのしくみに着目し、すこやかなからだをつくる情報をお届けしていきたいと思っています。
次回は、痩せるメカニズムをお届けします!